前回の記事では、地球温暖化やCO₂について、親という立場から考えてみました。

今回はその続編です。

「脱炭素が必要なのは分かった。でも、なぜ世界はすぐに化石燃料をやめられないの?」

ニュースを見ていると、

「もっと脱炭素を進めよう」

という声がある一方で、

「現実はそう簡単ではない」

という話も耳にします。

実際、この問題は私たちが想像している以上に奥が深いものです。

今回は、できるだけ分かりやすく整理してみたいと思います。


化石燃料はなぜ今も使われ続けているのか

石炭。

石油。

天然ガス。

これらは「悪者」のように語られることがあります。

しかし実際には、今でも世界中で使われ続けています。

その理由は、とてもシンプルです。

化石燃料には、

  • 比較的安価である
  • 大量に供給できる
  • 長期間保存できる
  • 世界中へ運べる
  • 必要な時に安定して発電できる

という大きな強みがあります。

エネルギーは、「発電できること」以上に、

必要な時に、必要な量を届けられること

が重要なのです。


再生可能エネルギーの課題

もちろん、再生可能エネルギーは今後ますます重要になります。

代表的なのは、

  • 太陽光発電
  • 風力発電

です。

私もこれらの技術は今後さらに普及していくと思っています。

ただし、課題もあります。

例えば太陽光発電。

夜になると発電できません。

曇りの日には発電量が下がります。

風力発電も同じです。

風が吹かなければ発電できません。

つまり、

「必要な時に必ず発電できる」わけではありません。

一方で、

火力発電は燃料さえあれば24時間365日発電できます。

これが、現在も世界中で火力発電が重要な役割を担っている理由の一つです。


環境に良いことが広がりにくい理由

少し身近な例で考えてみます。

普通の消しゴム。

3個で100円。

環境に配慮した消しゴム。

1個で100円。

皆さんなら、どちらを選びますか?

もちろん環境のことを考えれば後者です。

しかし、家計を考えると前者を選ぶ人も少なくないでしょう。

これが脱炭素の難しさです。

環境に良いことは、

時としてコストが高くなる場合があります。

企業も利益を出さなければなりません。

家庭も生活していかなければなりません。

だからこそ、

世界中が脱炭素の重要性を理解していても、一気には進まないのです。


本当に必要なのは「我慢」ではなく「技術革新」

私は、脱炭素の主役は「我慢」ではないと思っています。

もちろん、

  • 節電する
  • 無駄遣いを減らす
  • リサイクルする

こうした取り組みは大切です。

しかし、世界中の人が我慢だけで生活を変えることには限界があります。

だからこそ重要なのが、

技術革新です。

例えば、

以前は非常に高価だった太陽光発電。

現在では技術の進歩によって導入コストが大きく下がりました。

蓄電池も年々性能が向上しています。

水素エネルギーや次世代燃料、CO₂を回収・再利用する技術など、新しい技術も次々と研究されています。

つまり、

「環境に良い」

だけではなく、

「安い」

「便利」

「使いやすい」

ここまで実現できて初めて、世界中へ一気に広がっていくのです。


私たちにできること

だからといって、

「自分には関係ない」

という話でもありません。

今日からできることはたくさんあります。

例えば、

  • 使わない照明を消す
  • 食品ロスを減らす
  • マイバッグを使う
  • 必要以上に物を買わない

こうした行動は、

環境にも優しく、

家計にも優しい。

一石二鳥です。

私は時々、

「株式会社地球」

という言葉を思い浮かべます。

一人ひとりの行動は小さくても、

地球全体という視点で見れば、

決して無駄ではありません。


まとめ

英語学習もそう。

資産形成もそう。

子育てもそう。

そして脱炭素も同じです。

いきなり成果は出ません。

いきなり英語が話せるようにはなりません。

いきなり資産家にもなれません。

そして、

いきなりカーボンニュートラルが実現することもありません。

だからこそ、

「今日できることを、少しずつ続ける。」

それが未来を変える一番確実な方法なのだと思います。

結局のところ、

世の中の多くのことは「継続」が解決してくれる。

英語も、

資産形成も、

脱炭素も、

未来への投資という意味では、意外と共通点が多いのかもしれません。

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シンガポール在住の駐在帯同妻。 海外生活の中で、子育て・資産形成・英語について実体験ベースで整理・発信しています。 日本とシンガポールの教育環境の違いや、海外生活におけるお金・制度について学びながら情報発信中です。
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