シンガポールで子育てをしていると、英語教育について考える機会が本当に多くあります。

「早いうちから英語を始めた方がいい。」

「幼少期を逃すともったいない。」

そんな話を耳にすることも少なくありません。

実際、我が家の子どもたちもインターナショナルスクールに通い、毎日英語に触れる環境で生活しています。

だからこそ、親として英語教育について考えることも増えました。

その中で、今の私がたどり着いた考えがあります。

それは、**「英語は大切。でも、それだけが子どもの教育ではない。」**ということです。

今回は、シンガポールで子育てをする中で感じた、我が家の教育方針についてお話しします。


英語に触れられる環境は大きな財産

海外で生活していると、英語は勉強するものではなく、生活の一部になります。

学校でも、友達との会話でも、習い事でも英語を使います。

そのため、日本にいる時よりも自然に英語へ触れる時間が長くなります。

この環境は、子どもたちにとって大きな財産だと感じています。

特に幼いうちは順応力が高く、発音や聞き取りも驚くほど早く身についていきます。

その姿を見ていると、「環境の力」は本当に大きいと実感します。


それでも英語がすべてではない

一方で、英語だけを最優先にするつもりもありません。

子どもの成長には、その時期だからこそ経験できることがあります。

例えば、

  • スポーツに夢中になること
  • 音楽や芸術に触れること
  • 好きなことをとことん追求すること
  • 友達と遊び、人との関わりを学ぶこと

こうした経験は、子どもの人生を豊かにしてくれる大切な時間だと思っています。

もし英語の勉強が、それらを大きく犠牲にしてしまうのであれば、私は少し立ち止まって考えたいと思います。


子どもには「今しかできないこと」がある

大人になってからでも学べることはたくさんあります。

もちろん英語もその一つです。

一方で、子どもの頃にしか味わえない経験もあります。

学校生活。

部活動。

友達との思い出。

家族旅行。

夢中になれる趣味。

こうした時間は、一度過ぎると戻ってきません。

だから私は、「英語が大事だから」と他のすべてを後回しにするのではなく、その時々でしかできない経験も同じくらい大切にしたいと考えています。


親ができることは「環境を整えること」

英語を無理やり勉強させるのではなく、自然に触れられる環境を用意する。

それが親にできることではないでしょうか。

シンガポールという環境は、その意味ではとても恵まれています。

毎日の生活そのものが英語学習につながります。

親が焦らなくても、子どもは少しずつ吸収していきます。

実際、我が家でも最初の1〜2年は「本当に身についているのかな」と不安になることもありました。

しかし、時間が経つにつれて、子どもたちは自然に英語で会話をするようになりました。

環境の力は、想像以上に大きいと感じています。


我が家が大切にしている教育の優先順位

もちろん、ご家庭によって考え方はさまざまだと思います。

海外大学を目指すご家庭もあれば、日本への帰国を前提としているご家庭もあります。

正解は一つではありません。

その上で、我が家が大切にしているのは、

  1. 子どもが毎日楽しく学校へ通えること
  2. 好きなことに夢中になれること
  3. 英語を自然に使える環境にいること

この順番です。

英語は大切ですが、「子どもらしく過ごす時間」を犠牲にしてまで最優先にするものではない、というのが今の私の考えです。


まとめ

シンガポールで生活するようになり、英語教育について考える機会は以前よりずっと増えました。

だからこそ感じるのは、英語は子どもの可能性を広げてくれる大切な力である一方で、それだけが教育ではないということです。

親としてできることは、子どもにさまざまな経験の機会を用意し、その中で英語にも自然に触れられる環境を整えることなのかもしれません。

これは、あくまで我が家がシンガポールで子育てをする中でたどり着いた一つの考え方です。

教育に正解はありません。

だからこそ、それぞれの家庭に合った優先順位を考えることが何より大切なのではないでしょうか。


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駐妻
シンガポール在住の駐在帯同妻。 海外生活の中で、子育て・資産形成・英語について実体験ベースで整理・発信しています。 日本とシンガポールの教育環境の違いや、海外生活におけるお金・制度について学びながら情報発信中です。
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